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2016.04.23

失われた時を求めて

20160410_4028janie これまで長い物語をことごとく避けてきた。日々読書の時を積み重ね、物語を求め、物語に焦がれ、寄り添えば寄り添うほどに、未熟な読者である私には到底読み通すことなどできないと、どこかで諦めていた。それでもずっと焦がれてきた物語には、何度も出会う。物語は何度も目の前に立ち現れる。読むべき時やそのきっかけは自然とやって来る。書店で、図書館で、ネットで。本が本を連れてくることもある。そうやって何度だって目を留めてしまう。まだ無理だ。そう目を逸らしてきた日々は、憧れを積み重ねた。そうして、その物語を大切に思う人との出会いまで連れてきた。長き物語を読んだことがある。長き物語を読もうとしている。物語と向き合う、向き合おうとする。そうしたいくつもの結びつきは、長き物語を知った時から、少しずつ、確かに、長き歳月をかけて自分自身にしみわたり、正面から向き合う時を待っていた。待っていてくれた。

 2015年7月、私は『失われた時を求めて』を読み始めた。焦がれてきた長い時を慈しむように、長い時をかけて、一頁一頁ちびちび物語の頁を捲った。物語にどっぷり浸るときもあった。少し距離を置くこともあった。他の物語に気を取られ、他の本にプルーストや『失われた時を求めて』が登場して、はっと我に返ったりもした。プルーストのことを、その作品のことを語る本はあまりにも多い。読めば読むほどに『失われた時を求めて』を読まねばならないという気持ちにさせられるのだった。読むまでの長き道、読み終えるまでの長き道を思って、途方に暮れそうになったこともある。けれども物語は待っている。待っていてくれる。私が追いつくのを、そこに行くのを、辛抱強く待っていてくれる。それは物語を読む読者にとっての、変わらない救いのように思える。だから読む。いつかきっとそこに行くと物語の入り口で決意する。きっとそこに行く。不確かな思いがいつからか変わっていた。必ずそこに行く、へ。

 2016年4月。約10ヶ月の果てに、ようやく私は物語の出口にいた。全13巻。読み終えるのが惜しくて、行きつ戻りつちびちび残りの頁を捲った。そうして私の中には、ひとつまた物語が加わった。大切な物語として、ここに。


・『失われた時を求めて1』 2015年7月23日読了
スワン家の方へⅠ マルセル・プルースト著 鈴木道彦訳 集英社

眠りに引き込まれて夢と現をさまよう書き出しから、物語に始終魅せられていた。目覚めて思い出すコンブレーでの幼年時代の記憶は断片的ながら、母のおやすみのキスを求める気持ちに心揺さぶられ、愛おしさでいっぱいになる。やがてある冬の日に紅茶に浸したマドレーヌによって記憶は生き生きと蘇り、過去のコンブレーとそこで出会った人々のこと、叔母を通じて知る老年の深い諦め、青い目の輝きに見た恋の刹那、将来を夢見る心などが語られる様子は、失われていた時間を少しずつ確かなものにして、これから続く長い物語への期待が高まる始まりだ。

4087610209失われた時を求めて〈1〉第一篇 スワン家の方へ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
マルセル プルースト 鈴木 道彦
集英社 2006-03-17

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・『失われた時を求めて2』 2015年7月26日読了
第一篇スワン家の方へⅡ  マルセル・プルースト著、鈴木道彦訳 集英社

恋の盲目的なこと。愛のかたちの多様なこと。それを前にした愚かなまでの誠実さと、それを上回る賢さがあること。スワンの恋をめぐる物語を読みながら、繰り返しそんな思いがめぐっていた。渦中にいる人々はわからぬことをこうして知ってしまう、どこか後ろめたいような心地も抱かせる。語り手がめぐらす過ぎ去った歳月。それに伴う時の隔たりは、もう戻らぬ日々や現実、場所、家、道、通りなどへの追憶をさらに色濃くしていった。記憶の情景は矛盾を抱えていても、こうして物語としてここに在る。その事実は、戻らぬ過去よりも確かなことに思えた。

4087610217失われた時を求めて〈2〉第一篇 スワン家の方へ〈2〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
マルセル プルースト 鈴木 道彦
集英社 2006-03-17

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・『失われた時を求めて3』 2015年8月17日読了
第二篇 花咲く乙女たちのかげにⅠ マルセル・プルースト著 鈴木道彦訳 集英社

スワン夫人の圧倒的な存在感にくらくらしながら魅せられていた。物語られるほどに、あのオデットがより貴婦人然としているように思えて、そこまでに流れた時間をめぐらせてしまう。語り手とジルベルトとの関係は、これまで語られてきたスワンとスワン夫人との関係を思い起こさせ、そこに横たわる思いに揺さぶられる。どの恋愛にも通ずる苦悩は、ここでは若さゆえにどこか独りよがりで、駆け引きすら駆け引きにならないところが、惨めで悲しい。恋の終わりを受け入れる過程は、愛した日々の儚さを思わせ、時の流れと共に切ない余韻を残していった。

4087610225失われた時を求めて〈3〉第二篇 花咲く乙女たちのかげに〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
マルセル・プルースト 鈴木 道彦
集英社 2006-05

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・『失われた時を求めて4』 2015年9月6日読了
第二篇 花咲く乙女たちのかげにⅡ マルセル・プルースト 鈴木道彦訳 集英社

バルベックでの青春の記憶が紐解かれてゆく。その地に着いたときの不安は、少女たちの姿や恋をしたいという望みによって掻き消え、語り手の若さゆえの浮ついた心が何だか微笑ましくもある。今この瞬間を楽しもうとする彼の思考の中にある少女たち、彼女たちと関わる上で思い出される記憶が、駆け引きを知らなかった語り手を少しずつ大人にしてゆくよう。語り手の中に生まれる様々な感情は、初恋の別の顔を見せていた。また、他人には分からないようなことのために人がどれほど苦しむかを知る、シャルリュス男爵の放つ言葉とその存在感が印象的。

4087610233失われた時を求めて〈4〉第二篇 花咲く乙女たちのかげに〈2〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
マルセル・プルースト 鈴木 道彦
集英社 2006-05

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・『失われた時を求めて5』  2015年11月5日読了
第三篇ゲルマントの方Ⅰ  マルセル・プルースト著 鈴木道彦訳 集英社

パリのゲルマントの館の一角に引っ越してからの日々は、ゲルマント公爵夫人に近づこうとするがための行動と思考が巡り、想像と現実の中で悶々とする様子が何だか可笑しい。彼女のいる散歩道、彼女と親しくなるための友人との時間。やがて思い描いていた人物像が崩されてゆく過程は、足を踏み入れ始めた社交界の人間模様を様々に描き出してゆく。自分自身がどう他者に映り、どう語られているのか。その実情にふれる場面が印象的だ。また、眠りについて書かれた、無意識の中に広がる幻想と目覚めの蘇生についての語りも魅力的で惹きつけられた。

4087610241失われた時を求めて〈5〉第三篇 ゲルマントの方〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
マルセル・プルースト 鈴木 道彦
集英社 2006-08

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・『失われた時を求めて6』 2016年1月4日読了
第三篇ゲルマントの方Ⅱ マルセル・プルースト 鈴木道彦訳 集英社

はっと胸を打つうら若い娘のような祖母の臨終の時の姿が、そこだけ静謐な忘れ難い光景として浮かび上がる。その後続くアルベルチーヌの不意の訪問からの、どことなく不謹慎にも感じられる恋愛描写の雰囲気に違和感を覚えつつも、続いて描かれるこれまで一方的に慕っていたゲルマント公爵夫人を始め、社交界の人々と語り手が言葉を交わすようになる様子に呑まれるように浸っていた。ゲルマント家の世界でのかけひき、大貴族然と振る舞う姿や才気は、社交界の現実を映し出してどこか虚しい。そして、久しぶりのスワンの姿に心を掴まれていた。

408761025X失われた時を求めて〈6〉第三篇 ゲルマントの方〈2〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
マルセル・プルースト 鈴木 道彦
集英社 2006-08

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・『失われた時を求めて7』 2016年2月1日読了
第四篇 ソドムとゴモラⅠ マルセル・プルースト 鈴木道彦訳 集英社

冒頭から浮かび上がる同性愛の主題、ゲルマント大公夫妻のサロンの様子、そこで蠢くソドムの男たち、ドレーフェス事件が社交界に及ぼす影響、病身のスワンとの語らい、食い違い始めるアルベルチーヌとの関係、漂い出すゴモラの世界……と様々に展開する中で、とりわけ「心の間歇」と題された部分は鮮烈な印象を残した。二度目のバルベック到着の夜にふいに思い出される亡き祖母との記憶は、埋葬から一年以上も経って初めて実感として立ち上る。確かな愛情、その死への悲しみ。永遠に失ったことを悟る過程で、はっと母の苦悩を思う部分が愛しい。

4087610268失われた時を求めて〈7〉第四篇 ソドムとゴモラ〈1〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
マルセル プルースト
集英社 2006-10

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・『失われた時を求めて8』 2016年2月4日読了
第四篇ソドムとゴモラⅡ マルセル・プルースト 鈴木道彦訳 集英社

表層と心のうち。それを始終巡らす展開に眩暈を覚えながら、頁を捲るのを止められなかった。ヴェルデュラン夫人のサロンの様子にしても、シャルリュス氏に向けられる視線にしても、アルベルチーヌに対する愛情と激しい嫉妬の交錯にしても、語られるほどにその表層と心のうちの差を思わずにいられなかった。見抜かれぬように。見抜いていても、悟られぬように。冷めては熱し、繰り返し、揺れながら、揺さぶられながら、人の思考は変化する。祖母の面影を抱かせる母の姿は、語り手の人間性を救うように、その若さを包み込むように存在感を放っていた。

4087610276失われた時を求めて〈8〉第四篇 ソドムとゴモラ〈2〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
マルセル・プルースト 鈴木 道彦
集英社 2006-10

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・『失われた時を求めて9』 2016年2月5日読了
第5篇囚われの女Ⅰ マルセル・プルースト 鈴木道彦訳 集英社

愛ゆえの嫉妬とそれをこえた揺らぎの果ての、執着を感じさせるアルベルチーヌとの暮らしの中での語り手の心のうちにある、倦怠と苦悩の日々がつぶさに描かれてゆく。他者の本当の心のうちは、どうしたってすべては知り得ない。その普遍的な事実を、読みながら突きつけられたような心地になった。悲しき宿命が示すのは、傍にいたとて、所有する心を満たしたとて、どこか虚しき関係に思える。そうして、きっとそれを辿ることとて。ふいに記されるスワンの死にはっと胸を締め付けられながら、この物語に魅せられる理由を、辿る意味を探していた。

4087610284失われた時を求めて〈9〉第五篇 囚われの女1 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
マルセル プルースト
集英社 2007-01

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・『失われた時を求めて10』 2016年2月6日読了
第五篇 囚われの女Ⅱ マルセル・プルースト 鈴木道彦訳 集英社

人が顚落してゆくその過程をつぶさに見つめている視線と、それを捉えながらも止めどなく溢れてくる語り手の抱える苦悩、そして端々に登場するスワンの影に、忙しいほどにはらはらと心を掴まれつつ読む物語は、ここにきてさらなる魅力を放っていた。アルベルチーヌを囚われの女としていた語り手自身が、自分の想像の果てに囚われていたこと。真実がどうあれ、それを少しずつ自覚してゆく思考は、どこか読者をほっとさせる。後半展開する音楽に文学論を絡めてゆく語りは、それまでの視線に新たな説得力を加えて、その思考を深いものに感じさせた。

4087610292失われた時を求めて〈10〉第五篇 囚われの女2 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
マルセル プルースト
集英社 2007-01

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・『失われた時を求めて11』 2016年2月29日読了
第六篇 逃げ去る女 マルセル・プルースト 鈴木道彦訳 集英社

すべては失われた時の中。愛するものは過去の中に埋もれている。愛したもの、苦しめたもの、絶えず見ていたもの。それは一面にすぎず、思い出は真実とは限らない。過去の真実がどうあれ、苦悩を鎮めてくれる言葉を苦悩は知らない。多くの知らなかった時間を辿り、亡き人の隠された姿を探り、虚しくも執着を見せるその過程は、悲しいかな忘却とも結びつく。色褪せてゆく記憶は残酷にも求める過去を作り出す。そんな不器用にめぐる思考は、どこか愛おしい。物語の救いに感じられるのは、社交界でなく、文学を求める心を強く意識し出す語り手の思いだ。

4087610306失われた時を求めて〈11〉第六篇 逃げ去る女 (集英社ヘリテージシリーズ)
マルセル プルースト
集英社 2007-01

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・『失われた時を求めて12』 2016年4月10日読了
第七篇 見出された時Ⅰ マルセル・プルースト 鈴木道彦訳 集英社

多くの歳月が流れ、短い生涯を終えた人々や老いゆく人の姿がある中、見出されてゆく失われた時の手触りが、物語の核を感じさせる。不揃いな敷石の感覚や皿にあたるスプーンの音、ナプキンのかたさ、そうして思い出されるマドレーヌの味に抱いた幸福感に始まった瞬間に蘇る記憶は、十全に生きられた真の生を見出し、それこそが文学だと思い当たる過程をつぶさに描く。これまでの生涯の一つ一つの出来事が、これから書こうとするすべてに結びついてゆくこと、そしてすべてはスワンとの出会いに始まったこと。起こるべく過ぎた時に胸がじんと熱くなる。

4087610314失われた時を求めて〈12〉第七篇 見出された時(1) (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
マルセル プルースト
集英社 2007-03

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・『失われた時を求めて13』 2016年4月14日読了
第七篇 見出された時Ⅱ マルセル・プルースト 鈴木道彦訳 集英社

変わらずに今もなお結びつく瞬間。自分自身も知らぬうちに無限に広がる過去の記憶。時の中に見出してゆく人間の占める場所の長きに渡る歳月をめぐらせて、自分自身の内部にある日々と今ある日々を自らの一生として、支えにさえ思う箇所は、とりわけこの長き物語を一頁一頁読み進めてきた時間を、どこか格別の愛おしさに感じさせた。人生が様々な人間や出来事の間に神秘の糸をめぐらせてゆく真実、つきまとう死の観念、芸術の残酷な法則。それでも、今こそ作品にとりかかるべき時であるという言葉は、ここにある物語に、その人生に光を抱かせた。

4087610322失われた時を求めて〈13〉第七篇 見出された時(2) (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
マルセル プルースト
集英社 2007-03

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 私が実際に読んだのは文庫本ではなく、単行本のほうの『失われた時を求めて』でしたが、リンク先はお求め易い文庫のほうにしてあります。ご了承くださいませ。なお、岩波文庫、光文社古典新訳文庫などでも、この物語は読むことができます。

 全13巻にもわたるプルーストの『失われた時を求めて』。この物語にどっぷり浸ったり、他の物語に寄り道して少し離れたりしながら、約10ヶ月かけてようやくすべてを読了してみて心にあるのは、読んでいた時間の愛おしさだ。今となっては、物語に寄り添っていた時間はすべてがただただ愛おしく、物語の終盤には登場人物たちへの親しみと懐かしささえ込み上げていた。こんなにも長い物語を読んだ経験は、私にとって初めてのこと。読み終えた余韻に浸っていると、何だか胸いっぱい、愛おしさでいっぱい。濃密な読書だったと心から思う。そうして、これから先は長い物語にもっと果敢に挑んでゆこうという思いを強くしていた。

 ふと『失われた時を求めて』を読む以前に読んでいた、パトリック・モディアノの『失われた時のカフェで』のことを思い出す。モディアノ作品の読み心地は私にとっては特別で、この作品を読んでプルースト作品への期待と憧れを強くした日の気持ちを懐かしいような愛おしさで抱きしめたくなる。プルーストの『失われた時を求めて』を読み終えた今でも、モディアノの『失われた時のカフェで』という作品が、プルースト作品を意識しつつも、モディアノ独自の世界観と文体を持った作品であると改めて思う。

 「失われた時」と付くタイトルもまた、これまでよりもさらに特別な思いで、今眺めてしまう。時、その意味するところの響き、めぐらす余白を見せる奥行き、感覚的なものを含め、想像を幾重にも広げる言葉の組み合わせ。文字の並びだけでも魅力的な上に、そこには物語がある。確かに作品となって存在している。読者としての喜びは、私の中ではそこに尽きる。そうして、そういう思いを抱かせる物語を読めることにただただ感謝の言葉しかない。

・『失われた時のカフェで』
パトリック・モディアノ著 平中悠一訳 作品社

行間を読ませ、あからさまな愛の言葉を用いずに、抑制の利いた文章で誰かへの痛いほどの深い愛情を読み手に伝えてくるところに惹かれる。時間も記憶も縦横無尽に行き来する語りで物語世界へ誘い、今と過去とその先が同じ場所に横たわり、くらくらと眩暈を覚えるくらい不思議な切なさがそこにある。複数の語り手によって浮かび上がるルキという女性の謎めき、永遠の繰り返しという言葉の魅惑。同じように始まり、同じ出会いが繰り返される日々。答えのないままに残される問いが、いつまでも、そしてじわじわと後を引き、記憶の中に甦るよう。

4861823269失われた時のカフェで
パトリック・モディアノ 平中 悠一
作品社 2011-05-02

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 マルセル・プルースト『失われた時を求めて』、パトリック・モディアノ『失われた時のカフェで』。どちらも私にとっては魅惑。魅力の尽きない物語たち。失われた時の物語が多くの人に読まれますように。そっと願いを込めて。
 ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

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